感動動画!20歳で施設から引き取られた老猫の最後が…
動物保護施設『Best Friend Animal Society』に保護されてから、久しい猫のデクスターはその年、とうとう20歳という大台に乗っかった超ご長寿の老猫さんでした。
引き取られていく猫は往々にしてやはり可愛い子猫が多く、ただでさえ不人気なのに老猫デクスターを引き取りたいなんていう奇特な方が現れることはもうないだろう、と職員さんは既に諦めモード。
でしたが……♪
そんなデクスターにまさかの里親のオファーが!
それは3匹のワンコと2人の息子がいる大家族ウィリアムス家。
デクスターは齢20歳にして、念願の家族が出来たのでした♪
【何事も遅すぎるということはない】20歳で引き取られた猫デクスター、その最高の2年間!
長い間過ごした環境から、20歳にして大きく変わったデクスターでしたが、
彼はそんな環境の変化をものともせず、もはや長老の域に達したその落ち着いた物腰でウィリアムス家にもすぐに順応。
二人の息子さんからこの上なく愛されるデクスター♡
ワンコたちともすぐに仲良しになりました♪
そんなデクスターの朝は早くて、4時半には起床しその渋みのある独特な声でみんなを起こしてご飯を要求。
もうハウスルールは完全にデクスターを中心に回っていて、そんなウィリアムス家とデクスターの幸せな生活が始まってから早くも2年、デクスターは22歳となりました。
“その日”は突然に……
22歳となっても相変わらず元気いっぱいだったデクスター、なのですが、その時は刻一刻と迫っていました。
それは彼が22歳となってしばらく、2016年10月21日の朝のことでした。
いつものように早起きをしてこなかったデクスター、そんな彼にご飯を用意しても食べようとはせず、その姿からウィリアムス家はみな“その時”がもう間もなくであることを直感しました。
同日午後、家族みんなに見守られたままそうしてデクスターはその22年という長い長い猫生の幕を閉じました。
そのあまりに突然なデクスターの死に悲しみ包まれるウィリアムス家。
でしたが、デクスターを最初に引き取ることに決めた頃から、ママのジル・ウィリアムスさんはもちろんこの日が来ることは覚悟しており、
それが老猫を引き取るということで。
そしてジルさんは、これは決して不幸な死などではないと語ります。
「彼ともっと早く出会っていれば、そう思わずにはいられないけど、でも22年も生きてくれたデクスターだったからこそ、私たちは彼と出会えたわけで、一緒に過ごすことが出来たわけで。だからやっぱり“もっと早く出会っていれば”なんていうのは意味のない後悔だ。運命というものがあるとするなら、これが私とデクスターの運命。そしてその運命は私たち家族にとってもデクスターにとっても間違いなく最高のものだった。2年という短い間だったけど、私たち家族はデクスターのことを絶対に絶対に忘れない。愛を込めて、安らかにおやすみデクスター」
デクスターとの2年間を綴った、画像集動画です(音が出ます)
何事も遅いなんてことはない。
そんな言葉が心に響く、老猫デクスター、その最高の2年間でした。
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